7/31-8/4大槌町ボランティア活動

7/31~8/4の4泊5日で岩手被災地を訪れ、中3日間、大槌町と大船渡市でのボランティア活動を行いました。

 

今回は東京ライトハウスチャーチの秋葉裕利子先生、他6名、瀬谷キリスト教会から1名、そして都岡キリスト教会から三井先生とともに、計10名で活動させていただきました。

 

 

活動1日目①“菜の花プロジェクト”参加と金沢小学校(旧避難所)お手伝い

 

遠野市着の翌日、活動1日目は朝8時に遠野を出発し、釜石市を抜けて大槌町へと向かいました。途中、津波の大きな傷跡が残る海岸部を通り抜けました。そこで は建物と瓦礫の撤去作業が進められており、積み上げられた瓦礫の山は10メートル近い高さにまでなっていました。家があったと思われる敷地に

は コンクリートの土台だけが残され、居住者氏名と住所、撤去立会希望有無の意志表示を示す赤い旗が点々と立てられていました。ほとんどの土地には既に雑草が 生えてきていました。そのような土地が遠くの山の麓の方まで一面に広がり、そこに家々が立ち並び人々の生活があったようには思えない光景でした。

壊れた堤防の工事に当たる人々と何台ものクレーン車の横を通り抜けしばらく車を走らせると、火事で燃えて黒くなったコンクリートの建物が見えてきました。小学校だそうです。津波の後に火が起こり、燃え広がっていく様子を想像すると目を覆いたくなるような光景に、祈りながらボランティアセンターに向かいました。

その日は月曜日の平日であった為か、センターに登録しているボランティア団体は少なく、JCOG意外に他3~4団体の活動が予定され ていました。三井先生と教会員1名は、被災後避難所となっていた金沢小学校で必要な作業の手伝いへ、他8名は、センターで紹介していただいた“菜の花プロ ジェクト”というボランティア活動に参加しました。

 

“菜の花プロジェクト”とは、地元被災者の一人であるKさんが、地域、河川復興の為始められた活動です。Kさんは、長年勤められた会社を定年退職した後に地元大槌町に戻ったところ今回の災害に遭われたそうです。津波被害で汚 れた川を見たときに川が泣いていると感じ、そこに菜の花畑を作ることを思い立ち、河川に押し流された瓦礫の撤去と清掃作業から一人で始められたとのことで した。川に鮭が戻ってくることと、黄色い菜の花が人々の心の癒しと希望になることとを願い活動される中で、これまでに延べ4000人近くのボランティアの方々が参加されたそうです。

作業は主に河川敷の土を掘り起こし、そこから残ったガラスや陶器、ビニールやプラスチックの破片を取り除くこ とでした。「毎年菜の花が育つようにするには、いつまでも残ってしまう瓦礫の破片を取り除くことがとても大切で、時間がかかっても丁寧に進めていきたい」 とその地道な作業の意義を語ってくださるKさんからは、大槌町の復興と町の人々の心の癒しを願う熱い思いが伝わってきました。

作業の合間にKさんの“講義”が始まり、バケツを椅子代わりに皆で輪になり、3月11日当時のKさんの体験をお話ししてくださいました。明るく、茶目っけたっぷりのKさんでしたが、話の途中では涙を流され、その心の思いを話してくださいました。被災された方々が心に負った傷は 深く、その一人一人が失ったものや亡くした人々の存在は私たちが映像や活字の報道だけでは知ることのできない深く大きなものであることを痛く感じました。

その輪の中で、最後に皆で心を合わせてお祈りさせていただく時間を持つことができました。秋葉裕利子先生のお祈りに心を合わせ、Kさんと菜の花プロジェクトの為にそして大槌町の人々と復興の為にお祈りさせていただく中で、Kさんも涙を流して心を合わせてくださいました。

 

 

 

活動2日目②被災者宅横駐車場の泥かき出しと金沢小学校(旧避難所)お手伝い


 

活動2日目も、ボランティアセンターで紹介していただいた大槌町内で被災されたお宅の駐車場に溜まった瓦礫を含む泥のかき出しを8名で行い、三井先生と他1名は1日目と同じ金沢小学校でのボランティア活動を行いました。

1日目も2日目も天候が守られ、午前の2時間、午後の2時の間ととても涼しく少し霧雨の降る中での作業となり本当に感謝でした。

作業は主に、駐車場に溜まった泥をスコップで掘ってどのう袋に入れていくことと、固まった泥の上に生えてきた雑草を抜き取ることと、散らばったゴミを拾い 集めることでした。瓦礫を含んだ泥は臭う為、横の自宅ではその悪臭に困っていたとのことでした。2日目の活動は、当日朝にボランティアセンターから紹介さ れたもので、当初の予定の菜の花プロジェクトとは別の支援になりましたが、震災と津波による被害が一見少なく見られる地域でも助けの手が必要とされている こと、地元ボランティアセンターの方々をはじめそこに携わる方々が、必要に応じた活動や支援を少しでも多くの被災地に届けていこうと一つとなって動いてお られることを、実際の活動を通して知ることができました。

作業の途中、お宅のご主人が、差し入れに缶コーヒーを段ボール箱で持って来てくださいました。また作業終了後立ち寄った近くの「稲穂館」では、少しでも活 動の助けになればと大量のカロリーメイトを頂きました。被災されている中でも温かい岩手の人々の人柄と彼らの支えのもと活動させていただいていること、与 えるだけでなく常に受けていること、支え合って助け合って被災地での活動を続けさせていただいていることを実感し、本当に感謝な思いが与えられました。

 

 

 

活動3日目②大船渡教会敷地の草刈り


活動3日目は、10人全員で大船渡市の大船渡教会へ行き、広大な教会敷地の一部の草刈りをさせていただきました。大船渡教会は、3月以降地域に届けられる 支援物資の拠点となっていた為、敷地の草刈りまで手が回らなかったそうで、教会の裏山、会堂を囲む敷地の草木は長く伸びており、助けの手を必要としていた そうです。

作業は午前午後と約2時間ずつ、3チームに分かれて、裏山の雑草を抜くこと、教会に面する道路から見える斜面の草を草刈り機で刈り取っていくこと、そして会堂の中と外の整備でした。

途中日が差すこともあり、3日間の内では一番大変な作業でしたが、無事終える事ができました。

大船渡教会は支援物資の拠点となっていたため、日々多くのクリスチャン団体が訪れるそうで、この日も2つの韓国人クリスチャン団体が来ていました。東京の 高田馬場から来ている韓国人教会の賛美チームは、休憩時間に賛美と演奏を聞かせてくださり、もう一方の韓国人ボランティアチームも交わりの時間に賛美を一 曲歌ってくださいました。また、大船渡教会の村谷牧師先生のお話を伺う時間もあり、教会周辺の被災状況や先生ご自身の体験を聞くことができ、被災地支援に 関わる方々との交わりと話しを通して今回の震災と津波被害について考える機会となりました。